車を長期レンタルする

カーリースとマンスリーレンタカーで提供されているサービス内容の違いとは?

 

 

国内各地で多くの企業が車を長期レンタルするサービスとして、カーリースとマンスリーレンタカーの提供を行っており、買うことなく必要に応じて借りることができるサービスです。

 

5年から11年の長期契約を結ぶカーリースは車検証の使用者欄が利用者名義となりますが、カーリースのように長期契約を結ばないマンスリーレンタカーは車検証に利用者の名義は記載されません。

 

 

また長期使用するカーリースはリース車両の登録区分を通常の自家用登録で行いますが、不特定の利用者が短期使用を繰り返すマンスリーレンタカーは貸渡自動車として登録され「わナンバー」や「れナンバー」が交付されます。

 

カーリースとマンスリーレンタカーのサービスは基本的内容が車両貸し出しであることから混同されがちですが、カーリースとマンスリーレンタカーでは車両貸し出しサービスの内容が異なります。

 

マンスリーレンタカーは長期専門レンタカー会社が所有する車両を不特定多数の利用者に対して貸し出すサービスで、レンタル期間がカーリースのように長期契約でなく1ヶ月、長くても1年となっているのが一般的です。

 

一方でカーリースは長期レンタル契約を結び利用者が希望する車をカーリース会社が代理購入し、車両とリース車(レンタルした車)の使用権を貸与するサービスです。

 

またカーローンを利用して車両購入を行った場合もローンを完済するまではローン会社に所有権留保が行われ、車検証の所有者欄はローン会社の名義・使用者欄は利用者の名義が記載されるのと同様だと言えます。

 

長期・短期含むレンタカーをレンタルするメリット・デメリット

カーリースの契約期間は、一般的に年単位で車検のタイミングごととなっています。これはリース料金に、車両本体価格のほか、車検や毎年の税金といった維持費用が含まれているためです。

 

マンスリーなどの長期レンタカーは1週間や1カ月などの利用を前提としていますので、契約期間が数年間のカーリースと料金やサービスを比較するのはナンセンスです。

 

メリット

マンスリーレンタカーの契約は1ヶ月から1年の利用を前提に行われるため、この期間の利用であればコストを抑えた利用が可能であるのがマンスリーレンタカーのメリットです。憧れの高級車などでもマンスリーの利用であれば、お値段以上の満足感が得られることが出来ます。

また不特定多数の利用車が利用するレンタカーは万一の事故に備えた保険に加入しているため、重大事故を起こした場合でも免責額以上の補償はマンスリーレンタカー会社が加入する保険で賄われるのもメリットだと言えます。

デメリット

マンスリーレンタカー利用中に事故を起こしてしまった場合、免責額以上の補償はマンスリーレンタカー会社が加入する保険で賄われますがレンタカーの修理期間の営業補償が利用者に求められるケースが珍しくありません。

またマンスリーレンタカー会社が所有する車両を不特定多数の利用者がレンタルするレンタカーは、希望する車両を利用できないケースも存在しますので、この点がデメリットだと言えます。

 

車を長期レンタルする まとめ

カーリースとマンスリーレンタカーはどちらも借り受けた車両を使用できるサービスですが一般的なカーリースは5年から11年の契約期間、マンスリーレンタカーは1ヶ月から1年の契約期間を前提としておりどちらが長期未満、短期以上のレンタルに適しているのかの判断が難しいところです。

 

しかしカーリースの契約内容とレンタカー契約内容を十分確認して見ると、カーリースを利用することで得られるメリットとデメリット、レンタカーを利用することで得られるメリットとデメリットが炙りだされてきます。

 

契約期間やサービス内容、契約内容などが異なり、似て非なるサービスであるカーリースとレンタカー双方の利用で生じるメリットとデメリットを確認することが重要です。