1.最短1ヶ月から契約できるマンスリーレンタカーは、以下のようなシーンで便利に使うことができます。
◉急な用事で必要になったとき
◉納車までのつなぎの車が必要になった
◉研修のために数ヶ月間だけ通勤用に車が必要
◉車が本当にいるかどうかを決めるために1ヶ月ほどレンタカーを試してみたい
マンスリーレンタカーはメジャーレンタカーやカーシェアよりも利用料金が安く、長期契約のカーリースよりも納車が早いというメリットがあります。また、短期間の契約なので、気軽に車を試すことができる、というのもメリットのひとつです。
2.マンスリーレンタカーとは
一般的にレンタカーというのは、10分単位から24時間という単位での契約が基本となっています。
しかしそれでは契約期間が短かすぎる、という消費者の声から生まれたのが、マンスリーレンタカーです。
1ヶ月単位での契約ができ、都合のいいときに解約ができる、というのは、基本的に中途解約ができないカーリースにない、大きなメリットといえます。
また、マンスリーレンタカーでは、中古車をレンタカー車として提供しているため、ひと月あたり4万円程度から車を借りることができ、高級車でも15万円ほどの利用料金でマンスリーレンタカーが可能となっています。
3.月単位のレンタカーならではのメリット
マンスリーレンタカーには、月単位ならではのメリットがいくつもあります。
3-1.時間制レンタカーやデイリーレンタカーより安い
長期出張先で車が必要、など、1ヶ月以上車を使う場合には、1日単位のデイリーレンタカーよりも利用料金が安くなります。
軽自動車で比較した場合(税込料金)
契約月 マンスリーレンタカー NICONICO社
1ヶ月 36,000円/月 77,000円/月
2ヶ月 72,000円/月 154,000円/月
3ヶ月 108,000円/月 231,000円/月
表を見ていただければわかるように、レンタカーを3ヶ月使うと23万1,000円の利用料となりますが、マンスリーレンタカーでは10万8,000円と、半額以下となります。
このほかに必要な料金は、駐車場代と任意保険代ですが、駐車場代はレンタカーでも必要となるため、違いは任意保険代のみ。それを含めても圧倒的に利用料金は、マンスリーレンタカーのほうが安くなります。
3-2.納車が早い
カーリースでは、利用者が新車を選んでリース会社が自動車メーカーに発注をするため、実際に納車されるまでには数ヶ月掛かります。
マンスリーレンタカーの場合には、契約に必要な書類が準備されていれば、当日の納車が可能です。
急な出張や、突然の単身赴任などの場合、ストレスなく赴任先で車を使うことができます。
3-3.返却のタイミングが自由
一般的なカーリースは、数年後の契約満了までは解約できないというのが基本となります。
しかしマンスリーレンタカーは、月単位での解約や更新が可能です。
そのため、先の予定が見えない、という場合でも、利用しやすくなっています。
3-4.中古車でも安心して乗れる
マンスリーレンタカーでは、新車から中古車まで程度に応じて価格を設定した車が用意されています。
中古車といっても、車のプロが選んで整備工場が購入し、点検や整備を行ってレンタカーとして準備をしているものなので、安心して使うことができます。
また、月々の利用料金にはメンテナンスの費用や自賠責保険代、任意保険代まで含まれていますし、トラブルの相談窓口も設けられているため、安心です。
4.マンスリーレンタカーを利用するときの注意点
非常に便利に使えるマンスリーレンタカーですが、利用するときには押さえておきたい注意点があります。
それも踏まえた上で、賢く利用していきましょう。
4-1.安心保険に加入する
マンスリーレンタカーの利用料金には、任意保険は含まれていますが、それでも衝突事故の際は自己負担(免責)が発生します。会社によって違いますが対物5万円、車両5-10万円、合計10-15万円ほど自己負担になります。
1ヶ月7700円の追加料金で加入できますので安心保険保険への加入を強くオススメします。
4-2.できたら安心保険ワイドに加入する
マンスリーレンタカーの安心保険ワイドに加入すれば、衝突事故が発生したときの休車補償(2.2-5.5万円)も自己負担がいりません。基本料金にプラス11000円出せば、衝突事故の際も突然の出費に悩まされることなく安心です。
4-3.走行距離制限がある
レンタカーにはデイリーでもマンスリーでも、走行距離制限があります。
一般的には1ヶ月1,500km、というのが基本となりますが、これを超えた場合には、超過1kmあたり10円などといった、精算金が発生することになります。
4-4.レンタカーやカーシェアがオススメなケースとは
マンスリーレンタカーは1ヶ月単位での契約となりますので、それよりも短い期間でしか車を使わない、という場合には、デイリーレンタカーやカーシェアを利用したほうがお得になる場合があります。
そのため、1ヶ月以内での利用では、レンタカーやカーシェアがオススメとなります。
5.まとめ
今回はマンスリーレンタカーの特徴やメリット、注意すべき点についてご説明しました。
突然の長期出張などで、出張先で車が必要となったときなどに使いやすいマンスリーレンタカーですが、契約するための書類を用意しなければならないといった、注意点もあります。
とはいえ、1ヶ月以上車を使う場合には、デイリーレンタカーやカーシェアよりもお得に車を使うことができます。
とりあえず1ヶ月は赴任が決まっていて、その先は現状わからない、という場合にも、マンスリーレンタカーは月単位での契約ができるため、利用しやすくなっています。
ご自身の状況も踏まえて、ぜひお得に利用できる方法を選んでいただければ、と思います。